コンパクト・アンテナの理論と実践 入門編【ゆ】

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【読んでみました!】 全体としては、読み物になっています。
マクスウェルからヘルツへ長岡半太郎博士まで。
当時の書籍では、「越歴振動の傳達」(えれきうんどうのでんたつ)なんて書いてあるそうです。
※共振を調べています。
他には、マルコーニのアンテナシミュレーション、電離層の予言、発見、測定の歴史の話などが前半。
後半は、コンパクト・アンテナの原理。
コンパクト化で何が変わるか、コンパクト化のアイデア。
また、フルサイズの性能の限界。
1W入力で何W放射できるか? 理論値は0.979W放射。
しかし、システム効率も含めて検討の必要が出てくる……なんていう話が出てきます。
今はすごいですね。
エレメントの電流分布をみるために、磁界強度が撮影されているんですが、なんと、5μ秒から10、20、30、40、50μ秒後の電磁波の空間移動が写真撮影(?)掲載されてりします。
すごいなあ。
こんなふうに電波は出ているんだ……。
さらに、モービルホイップと車体の影響なども分かりやすい。
電界強度を視覚的に表してくれます。
なるほど、こんなふうに電波は出ているんですね〜。
数式まで理解するのはなかなか難しいですが、読み物としては、非常に面白いですよ。
応用編に続きます。
 アンテナは電気と電波の仲立ちをする最も重要な装置です.しかしひとたび調整が済めば,日々のQSOではその存在すら忘れてしまうほどです.筆者 らは開局以来ベランダ・アンテナで何とかHF帯にQRVしようと試行錯誤を重ねているアパマン・ハムですが,設置環境の制約があるからこそ,アンテナ技術 をしっかり学ぶ必要があると痛感しています.  本書は,アンテナの元祖「ヘルツ・ダイポール」がコンパクト・アンテナであることを気づくところから旅立ちます.その後,多くのプロ・アマ諸氏が数え切 れないアンテナを発明してきましたが,それらのノウハウをきちんと学ぶことは,あらたなアイデアのひらめきには大変重要です.そこで本書は「入門編」とし てコンパクト・アンテナの原理を徹底的に解剖していますが,読者のみなさまが筆者らと同じ境遇の悩みを一つでも多く解決できるよう,40年にわたる実運用 で成果をあげた事例も多く解説しています. 目次 カラーでわかるコンパクト・アンテナの世界 第1章 コンパクト・アンテナの歴史 1-1 アンテナの元祖は「コンパクト」だった? 1-2 巨大すぎた(?)アンテナ 1-3 それは接地型アンテナから始まった 1-4 短波の夜明けとコンパクト・アンテナ Q&A ハリガネから電波が出る? 第2章 フルサイズとコンパクトの違い 2-1 共振型アンテナの元祖とは? 2-2 なぜ半波長なのか? 2-3 コンパクト化で何が変わるのか? 2-4 コンパクト化のアイデア集 Q&A 整合回路の設計 第3章 フルサイズの性能限界 3-1 1W入力で何W放射できるのか? 3-2 ダイポール・アンテナの性能限界 3-3 八木アンテナの性能限界 3-4 等方性(アイソトロピック)放射は可能か? Q&A 電磁界シミュレータは役に立つのか? 第4章 コンパクト・アンテナの性能限界 4-1 微小ダイポール・アンテナの特性 4-2 微小ループ・アンテナの特性 4-3 ローディング・コイルとは? 4-4 キャパシティ・ハットとは? Q&A 微小アンテナの実効面積は小さいのか? 第5章 バンド別コンパクト・アンテナのいろいろ 5-1 長・中波のコンパクト・アンテナ 5-2 短波帯のコンパクト・アンテナ 5-3 超・極超短波帯のコンパクト・アンテナ 5-4 マイクロ波帯のコンパクト・アンテナ Q&A モービル・ホイップと車体の影響 第6章 アパマン・ハムとコンパクト・アンテナ 6-1 「ロー・プロファイル」アンテナとは? 6-2 地表波の電波伝搬 6-3 住宅街の障害物 Q&A 周囲の金属の影響 第7章 ベランダ・アンテナの実際 7-1 モービル・アンテナを活用する 7-2 ダイポール vs モノポール 7-3 ラジアル・ワイヤの活用術 7-4 同軸ケーブル vs はしごフィーダ Q&A 定在波とは? 第8章 メーカー製アンテナのスペック 8-1 利得とは 8-2 放射効率とは 8-3 帯域幅とは